この井戸の水は、信者達の間で古くから、「ご神水」と呼ばれており、金光教祖の時代から、病気やけがが治癒されたという数々の奇跡の物語が言い伝えられているそうです。
「ここ大谷に、奇跡の水と言われる、フランスのルルドの泉や、ドイツのノルデナウの水と同様の水があるのか!?」と期待に胸をふくらませながら出発です。
大谷のアーケード街をまっすぐ行って正門がある階段を上ります。
階段を上がると、いかにも宗教施設!というかんじの、りっぱな建物があります。
奇跡の水はどこだどこだ?
しかし、それらしい看板も何もない。そばにいた警備員のおじさんに聞きますと、その建物の横にあるとのこと、
あれ?
案内された場所に行くと、もっと温泉のかけながしみたいなかんじのたたずまいを予想していましたが(笑)
蛇口が並んでいる・・・(笑)
取りあえずいただきました。
動画
うん。味は、普通のお水ですが、なにかありがたい感じがします(笑)。
飲み終わり、再び、警備員のおっちゃんに話を聞いてみました。
水は、紫外線やら、フィルターやらなんやらで、殺菌しており、普通に飲めますという、なんとも味気ない話(笑)。もっと水素水とかミネラルの量とか特別なことはあるのかと聞いたら、それはないとのこと(笑)。
そして、毎日どれくらいこのお水を求める人がいるのかと聞いたところ、「数えていないからわからない」との返事(笑)。
再び「1人か2人はいるんですかねー?」と聞くと、「そりゃー、もっといるよ。毎日ペットボトルを持ってくみに来る方、ポリタンクのような容器でくみに来る方、その場で毎日いただいて帰る方。10人20人じゃきかんじゃろうねー。」
おぉ、でたでた(笑)!期待していた情報が!勢いづいて、「何か効能とういうか、この病気にいいとかあるんですか?」と聞くが「それはしらんっ!図書館にでも行ってしらべてみてっ!」とつれない返事(笑)
「信者や知る人ぞ知る特別な水か?」という変な期待を持ちつつ、おじさんの言うとおり金光図書館へ・・・
早速職員の方に聞いてみると、ありました、ありました。お水の話が!初めからここで聞けば良かった(笑)
話を要約すると、金光教では、天地の恵みである水を薬と思っていただきなさいという教えがあるらしい。
そして大井戸の水は、教祖時代から使っていた井戸で、毎日、そこの井戸から神さまにお水をお供えしていたとのこと。そうしたことが信者達に少しづつ知れ渡り、神さまにお供えする井戸水→「御神水」ということになったみたいです。
また、その時代、眼病で失明した人が、その水を汲んで湧かした風呂に入り、目が見えるようになったということがあり、眼病を始めとする病気に効能がある水ではないかと広まったという伝えもあるらしいです。
驚いたことに、21世紀のこの現代でも、この水で御利益をいただいたという人はいるらしく、見せていただいた資料では、なくなった嗅覚が戻った。皮膚ガンが治った。などの事が書かれてありました。
ただ、あんまり「この水は病気がなおる!」というような、言い方はしたくないみたいで、「御利益をいただいたのは、その方にまず、神さまを求める心があって、その心でお水をいただいたから、そのような奇跡の物語が生まれたのだということではないでしょうか?」
と、何度もしっかり念を押されながら言われました(苦笑)。
奇跡の水を売り出して、浅口の観光発展をもくろむ私の心も見透かされているようで、「調べてどうするの?」と何度も聞かれました(笑)(一応、浅口市のパワースポット紹介ということで、納得はしてくれました。。)
近所の人のなかには、ご飯がおいしく炊ける「大谷のおいしい水」みたいな感覚で汲みにきているかたもいるらしいです(笑)。興味を引かれた方はゼヒ!
近くに金光教祖の自宅を復元した建物があります。携帯電話で気軽に写真を撮るのは、失礼ではないかと思うような神々しい雰囲気!結局撮ったんですが・・
ここは何かいるな~(笑)ゾワっとはしませんがなにかを感じます!
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